村岡の城

美方郡内には、たくさんの城がありました。近頃、天空城として全国区で知られる竹田城跡は、霧の上に城跡が見えてくるところから、日本のマチュ・ピチュのような異名まで与えられる勢いですし、古い町並みが特徴の出石も、但馬の小京都と唱えられています。辰鼓楼が有名ですけれども、出石には出石城跡があります。

さて、村岡に目を向けてみると、代表的なものとして、まずは、福岡陣屋と村岡陣屋が挙げられます。地元では、村岡の殿様として、山名氏が知られています。子孫・末裔は、現在、全国に散らばっており、全國山名氏一族会としての活動も活発ですし、村岡内には山名蔵(法雲寺)に貴重な当時を知られる美術館がございます。

福岡陣屋

村岡区福岡。寛永3年(1626)に作った陣屋で、山名氏は領地に赴任せず、家来がいた場所とされる。

村岡陣屋

村岡区村岡。旧村岡高校のあった場所だが、現在は、御殿山公園として親しまれている。3代目の矩豊が作った陣屋で、福岡にあったものを移転させたもの。完成後、領主として初めて入部した。また、元々、黒野村であったが、村岡と改名し、現在に至る。改名と同時に、武家町と在郷町の町割りも行われた。

中山城

村岡区福岡。字中井。鎌倉時代にはあったとされる。大谷川と大野川にはさまれた山にあり、本丸、二の丸、三の丸と区分された城。山名氏が居城したこともある。養父市の八木城八木氏の支城となっていたが、後に、一族は村岡陣屋の藩士となった。一族となる八木玄蕃氏は、七美郡誌稿の作者。

高井城

高井地区。

柤岡城

村岡区柤岡。村岡区の隣にある「小代区」の城山城・城主、田公氏の支流、中村氏が城主だった。

高堂城

村岡区村岡高堂(たかどう)。村岡区の隣にある「小代区」の城山城の支城と言われているものの、詳しいことは分かっていない。城山城は、田公氏が城主であり、八木氏の一族となる。天正5年、城主退城、亡命のため、廃城となった。

中村城

村岡区長板。別名、長板城。村岡区の隣にある「小代区」の城山城・城主、田公氏の支城。

入江城

入江字城山。

丸味城

村岡区丸味。春来峠の頂上近くにあり、現在は土塁が残っているだけであり、正確な記録はない。居城の殿様は、善政を行っていたと言われ、名城主と仰がれており、のちに丸味地区内で鎧神社に祀られた。

参考